愛媛県への移住はどう?メリット・デメリットや仕事・支援制度など徹底解説
2025.12.25
2025.12.25

「愛媛県への移住ってどう?メリット・デメリットなど詳しく知りたいな!」
愛媛県を移住候補に入れている方へ。
どうも!この記事を書いている筆者は、イエタッタ愛媛で家づくりや地域の情報を発信しているWebライターです。
愛媛県の移住の情報を調べていると、魅力的な声も多くありますよね。
しかし一方で、「車がないと不便なのでは?」「本当に希望する仕事は見つかる?」「地域のつながりが濃すぎないかな…」といった不安もあり、なかなか一歩を踏み出しづらいのが正直なところだと思います。
実際のところ、愛媛県は自然・子育て・住まいと仕事のバランスがよく、ライフスタイルを見直したい人に向いている県です。
とはいえ、エリアごとに生活や仕事環境の差もあり、「合う・合わない」が出やすい地域でもあります。
そこでこの記事では、メリット・デメリットだけでなく、仕事・支援制度など、移住後のギャップを減らす視点で役立つ情報をまとめました。
読み終えるころには、「愛媛県は求めた暮らしが実現できる移住先になりそうか?」が自然とイメージできるはずです。
移住は焦って決めるものではありません。まずは肩の力を抜いて、ご自分の暮らしの目線で読み進めてみてください。
目次

愛媛県への移住を検討するなら、まずは基本情報を知っておきましょう。
最初のステップとして大事なのは、
このあたりをざっくりと押さえておくことです。
少しでも地域の雰囲気がつかめるように解説していきますね。
愛媛県は、四国の北西部に位置する県。
北側は瀬戸内海に面し、南側には四国山地の山並みが広がっています。
特徴的なのは、一つの県の中に「島・山・海・平野」がコンパクトに詰まっていることです。
このバランスのおかげで、
といった、ライフスタイルごとの希望に合わせてエリアを選びやすいのが愛媛県の強み。
どの市町に住んでいても、少し車を走らせれば島か山か海のどれかにアクセスしやすい、そんな距離感をイメージしてもらうといいと思います。
もうひとつの特徴は、全体として「温暖で暮らしやすい気候」だということです。
という傾向があり、移住先で「過ごしやすさ」を求めている人には大きなメリットですね。
とはいえ、一つ押さえておきたいのが「エリアごとの気候差」もあるという点。
・瀬戸内海側の沿岸部・島しょ部
→ 比較的雨が少なく、冬も穏やか。晴れの日が多いエリア。
・中山間地域
→ 夏と冬の寒暖差が大きく、標高によっては冬場の冷え込みも。
・太平洋側に近いエリアや山沿い
→ 台風や大雨の影響を受けやすい地域もある。
「愛媛=暖かくて過ごしやすい」というイメージ自体は間違ってはいませんが、地域によって体感する気候は変わるということを、頭の片隅に置いておきましょう。
愛媛県というと「みかん」のイメージが強いですよね。
実際、愛媛県は柑橘王国と呼ばれるほど、柑橘類の生産が盛んな地域です。
一方で、実は「工業県」という顔も持っています。
こうした産業が集積していることから、過去には四国全体の製造品出荷額のうち愛媛県が大きな割合を占めているというデータもあります。
「農林水産+工業+サービス」がバランスよくそろっている「コンパクトな地方工業県」というイメージが近いかもしれません。
実際にどれくらいの人が移住しているのかという点も、ざっくり押さえておきましょう。
愛媛県のまとめによると、令和6年度(2024年度)の移住者数は6,910人。そのうち、若年層(20〜30代など)の移住者が5割超を占めています。
参考:愛媛県公式HP 令和6年度における移住者数・移住相談件数
もちろん「移住者が増えているから正解」という話ではありませんが、
こうしたポイントを重視する人にとって、愛媛県が選択肢として注目されているということは言えそうですね。

愛媛県には「のんびり暮らせる」「自然が近い」などのイメージがありますが、移住者が実際に感じているメリットはそれだけではありません。
ここでは、愛媛県に移住するメリットを7つに分けてご紹介します。
目を通していただき、実際の暮らしをイメージしてみましょう。
愛媛県の強みは、生活圏のすぐそばに自然があるということです。
県土の約7割が山林で、四季の移ろいがはっきり感じられます。
また、海・山・川のアウトドアやレジャーが日帰り圏内で完結。
たとえば…
などなど、外遊びも充実することでしょう。
都会で自然を求めて遠出していた人にとっては、自然が「遠出感覚で行く場所」から「日常の選択肢」に変わるのが大きな魅力ですね。
愛媛県は食文化も豊富。
まず、愛媛県は「柑橘王国」として知られているように、全国トップクラスの柑橘類生産地です。みかん・いよかん・中晩柑類などが豊富で、新鮮な柑橘が手ごろな価格で手に入ります。
また、宇和海・瀬戸内海の魚介類(真鯛・しまあじ・アキアジなど)も豊富。養殖業も盛んで、品質の高さには定評があります。
海と山が近い地形のため、農産物・畜産・海産物のバランスが都心より圧倒的に良いという点も、移住者が「暮らしやすい」と感じる理由のひとつです。
自炊中心の家庭であれば、食費は抑えつつ食の満足度は上がるという点も愛媛県の魅力ですね。
年間を通して温暖で、冬の積雪が少ないのが愛媛の気候の大きな特徴です。
ただしエリアごとに違いもあります。
・島しょ部=雨が少なく晴れの日も多い
・山間部=気温差が大きい
・平野部=台風や大雨の影響が出やすいところも
このように、エリアによってさまざま。
とはいえ、逆にいえば、自分に合う気候を選べる県でもあります。
寒冷地出身の人にとっては「冬がラク」、逆に暑さに弱い人は「山沿いが住みよい」など、暮らし方に合わせて検討しやすいのもポイントです。
愛媛県は総じて首都圏より生活費を抑えやすい県です。
東京都と愛媛県の家賃を比較してみましょう。
東京都の平均家賃=約13.6万円
愛媛県の平均家賃=約5万円前後
もちろんエリアにもよりますが、都心と比較すると大きな差があることがわかります。
また、先ほど少し触れていますが、食費も地元食材を活用すれば比較的抑えやすいです。
リモートワークなら仕事や年収は変わらず支出を減らすことも現実的ですし、時間のゆとりが増えることで、暮らし方そのものが柔らかくなるのもメリットです。
愛媛県民はよく、「温和」「のんびり」「人情味がある」と言われます。
その背景には、
といった文化的な土壌があります。
もちろん地域差はあると思いますが、移住者からは人の良さを移住の決め手に挙げる声も多いのが印象的です。
実際、地方局でアナウンサーをしている方の口コミでは以下のようなことをおっしゃっています。参考にどうぞ。
地域の方に会ってお話を聞く、インタビューを重ねるうちに地域の人たちとのつながりもできて『見たよ』と声をかけてくれる人が出てきました。最初は、自分はよそ者だという孤独感がありましたが、ここにいてもいいんだと思えるようになりました。
愛媛県は「自然に近い仕事」から「都市型の仕事」まで、地域ごとの特色がはっきりしています。
・南予(宇和島・八幡浜など)
→ 農業・漁業など第一次産業が中心
・東予(新居浜・西条・今治など)
→ 製造・造船・紙・化学など第二次産業が強い
・中予(松山・東温・松前など)
→ 医療・IT・観光・教育・サービス業など第三次産業が集まる
このため、「どんな働き方をしたいか」でも移住先を選びやすいというメリットがあります。
※有効求人倍率など仕事に関する不安については後でも解説します。
愛媛県は移住者向けの支援を積極的に行っている県です。
移住支援金をはじめ、各市町でも定住・就業・医療・住宅・子育てなど、内容は異なりますが補助メニューが細かく整っています。
とくに子育て世代の移住が増えているため、自治体側も積極的に受け入れ体制を整えている傾向があるようです。
※支援制度、補助金の内容についても後述します。

移住は、メリットだけで判断しないこと。どんな地域にも「合う人・合わない人」がいます。
ここでは、愛媛県移住でよく挙がる注意点を整理していきます。
「知っておくとギャップが減るポイント」 として読んでもらえるとちょうどいいと思います。
順番に見ていきましょう。
愛媛県は基本的に車社会です。
市街地、特に松山市は路線バスの本数が多く便利ですが、地方や郊外になるほど本数は減少傾向にあります。
また、島しょ部や里山エリアは、正直、車がないとかなり不便といえるでしょう。病院・買い物・保育園・職場なども距離のある場合も多いです。
なので、車が移動の基盤になる暮らしは想定しておきたいところ。
「車を持っていない」「運転が苦手」という人は、 松山エリアか主要駅周辺を中心に検討するのが現実的です。
愛媛県全体の有効求人倍率は高いですが、中身を見ると「場所と職種の偏り」 があるように感じるかもしれません。
特に都内と比較して専門職やIT関連の仕事は少なめ。
「求人はあるけれど、自分が求める職種は少ない」というケースもあり得るため、希望の働き方が県内どこで実現できるかを事前に確認しておくことが大切です。
ただ、「働き方を変えたい!」という希望をお持ちであれば、愛媛県移住が大きなきっかけになることもあります。
松山市を除く地域では、都会と比較して商業施設の数は多くありません。
などなど。
「24時間営業」「徒歩圏で完結」という都会的な生活スタイルを求める人には、エリアによって不便を感じる可能性があります。
とはいえ、車さえあれば大きな不便に直面することは少ないです。いずれにしても、移住したい候補エリアの下調べが重要です。
愛媛県は人柄が穏やかで親切な県とされていますが、一方で地域コミュニティが比較的濃いという特徴もあります。
祭り・イベント・地域行事を大切にする文化があり、冠婚葬祭のつながりが濃いところも。
その地域のルールや慣習を知るまで、最初は戸惑うかもしれません。
「人が温かい=距離が近い」という意味でもあり、その距離感を負担に感じる可能性もゼロではありません。
ただ、県民はみな同じ人間です。住む地域によってそれぞれの色があるのは当然ですし、逆にいえば無理に入り込む必要もないでしょう。
自分なりの適度な距離感を決めておくことが重要です。

移住を考えるとき、多くの人が不安に思うのが「仕事はあるのか?」「収入は下がるのか?」という点です。
愛媛県は四国の中でも産業が多様な県ですが、エリアごとに仕事の特徴が大きく異なるのがポイントです。
ここでは、求人の偏り・働き方の選択肢・収入面を含めて、移住者が知っておきたいリアルを整理します。
それぞれご覧ください。
愛媛県内でもっとも求人が集まりやすいのは、中予エリア(松山市、東温市、松前町、伊予市、久万高原町、砥部町)です。
先ほど少し触れていますが、
など第三次産業がメインで、都市部らしい職種の幅があります。
一方で、東予・南予は産業が明確に偏っているのが特徴。
・東予エリア(四国中央市、新居浜市、西条市、今治市、上島町)
⇒製造・紙・化学・造船など、工業系の第二次産業が中心
・南予エリア(宇和島市、八幡浜市、大洲市、西予市、内子町、伊方町、鬼北町、松野町、愛南町)
⇒農業・漁業など一次産業がメイン
そのため、「希望職種がどのエリアに多いか」から住む地域を逆算することも、視野に入れるといいかもしれません。
直近の愛媛県の有効求人倍率は約1.45倍。全国平均(1.2倍前後)を上回っています。
参考:株式会社パコラ 令和7年8月愛媛県有効求人倍率1.45倍 地域別で中予上昇 東予・南予低下
つまり、愛媛県は働き口に困りにくいという強みがあるということです。
もちろん、これはあくまで求人の数の話ではあります。
ですが、愛媛県に移住して仕事面でも新たなチャレンジをしている方が多いのも事実。
人によっては希望通りの仕事が見つかりにくいケースはあるかもしれませんが、働き口が多いという点はポジティブに考えられる部分でもあります。
愛媛県では、「都会の仕事×地方の暮らし」を組み合わせる移住者も増えています。
自然に囲まれながらフルリモートの本業を継続したり、コワーキングスペースでIT・クリエイティブ系を続けたりなど、テレワーカーのライフスタイルは人それぞれ。
収入の安定と地方の暮らしを両立するスタイルが浸透しつつあります。
実際、中予・東予・南予それぞれのエリアでテレワークスタイルの移住をしている方の声もあります。各エリアはコワーキングスペースも豊富です。
参考:えひめ移住ネット 県内エリア別でテレワーク事情を知ろう
愛媛で仕事を探すときは通常の求人サイトに加えて移住向けの情報源を使うのが効率的です。
⇒U・Iターン向け相談窓口
⇒地域密着の求人に強い
doda・マイナビ・リクナビなど
⇒民間転職サイト
⇒愛媛県移住ポータルサイト
また、移住支援金の対象求人もあるため、支援制度と並行して仕事を探すことで移住費用を抑えられるケースもあります。
支援制度・補助金は次の項目をご覧ください。

愛媛県の代表的な移住支援制度・補助金はこちらです。
【移住支援金】
愛媛県では、東京23区(在住者又は通勤者)から愛媛県内の7市(今治市、宇和島市、新居浜市、西条市、大洲市、四国中央市、西予市)のいずれかに移住し、次の1から5のいずれかを満たす方に、移住先の市(または居住する市)から移住支援金を支給する事業を実施しています。
補助金額は以下のとおり。
単身:最大60万円/世帯:最大100万円
詳細は以下のPDFからご覧ください。
その他は各自治体で支援制度・補助金が異なります。非常に充実した内容なので、以下から気になる市町のものをチェックしてみましょう。

移住で失敗しないためには、「理想のイメージ」だけでなく「日常生活がどう回るか」を確認しておくことが大切です。
愛媛県はエリアによって暮らしの密度が大きく異なるため、以下の2つを押さえておくと、移住後のギャップを減らせるでしょう。
愛媛県は、松山市のような都市部と、島しょ部などの地方部で、生活の密度が大きく変わる県です。
日々の暮らしで必要な場所が「どれくらいの距離にあるのか」は、暮らしの満足度に直結します。
たとえば……
・病院まで車で何分?
⇒小児科・内科・産婦人科など、家族構成によって重要度が変わる
・保育園・学校は無理なく通える?
⇒送迎のしやすさは共働き世帯だと特に重要
・スーパー・ドラッグストアの数は?
⇒都市部は選択肢が多いが、地方は車前提の距離感
・職場までの通勤ルートは?
⇒渋滞があるエリアか、ほぼスムーズなエリアかで生活リズムも変わる
特に子育て世帯は、次のポイントを必ずチェックしておくと安心です。
これらは、実際に住んだときの満足度を左右するため、エリア選びの段階で日常の動線をイメージしておくことが重要です。
愛媛県では手軽に移住体験ができる「お試し住宅」が用意されています。
これは、ネットやSNSでは分からない、肌で感じる暮らし体験を得る絶好の機会です。
チェックしたいポイントは次のとおり。
実際に泊まってみると、具体的な気づきがたくさん出るはず。住む前に一度体験するかどうかで、移住後のミスマッチは大きく変わります。
実際の住宅や利用期間・利用料等は市町によって異なるため、以下のお試し住宅を
ぜひチェックしてみましょう。
参考:えひめ移住ネット 住まい

愛媛県は都市・地方・里山・海辺がすべてそろっている素晴らしい県です。
だからこそ、どんな暮らしを求めるかで選ぶエリアが大きく変わるのが特徴です。
ここでは、人気が高い主要エリアを簡単にご紹介します。
※各エリアの詳細は後日に別記事で深堀り予定
都会すぎず、田舎すぎず、ちょうどいいエリア。
海を近くに感じたい人に相性抜群。
自然×利便性のバランスが良いまち。
のどかで自然に寄り添う生活をしたい人にぴったり。
松山勤務の人、都市と郊外のバランスを取りたい人に人気。
本物の田舎暮らしを求める人にはこの上ない環境がそろう。
ここまで、愛媛県の基本情報から、メリット・デメリット、仕事・支援制度・人気エリアまで一通り見てきました。あらためて整理してみましょう。
【愛媛県移住のメリット】
【愛媛県移住のデメリット】
愛媛県移住を前向きに考えられるのは、例えばこんな人たちです。
移住の成功をイメージしましょう。
気になるエリアや市町が出てきたら、
といった一歩を踏み出してみてください。
この記事をきっかけに、「自分たち家族にとって愛媛県合うのか?」を具体的に考える一助になれば幸いです。
もし移住先で家づくりも検討しているようでしたら、イエタッタ愛媛もぜひご利用ください!